平成30年度 ”社会を明るくする運動”公開ケース研究会
平成30年7月7日(土)なんなんひろば
法務省保護観察局久保紀人先生による基調講演を含め、PTA・保護司・市P連・BBS会・そえ木の会 合計97名の参加による公開ケース研究会が開催されました。
冒頭 保護司会山元秀泰会長より“社会を明るくする運動”はすべての国民が、犯罪や非行の防止と過ちを犯した人たちの更生について理解を深め、それぞれの立場で力を合わせ、犯罪や非行のない地域社会を築くための全国的な運動です。現在、地域の皆様方の運動への取り組み、努力のお陰によりまして、刑法犯の認知件数が戦後最低、平成14年をピークに段々に減ってきており現在、過去最低となっており取り組みの成果が表れているとのことです。犯罪なんて関係ないと思われている皆様方におかれましてもいつ被害者として当事者なるかもしれません是非皆様の力で今年の重点項目である“再犯罪を防止”への取り組みをお願いしたいとの挨拶がありました。
久保紀人先生による基調講演では、いつけんおせっかいに見られる事をどこまでできるか 保護司さんの立場というのは頑張っていればきちんと気持ちを受け止めてやること。がみがみ叱ることだけではなくて安心できる場所をつくることが一番大切な事だと受け止めました。
グループ討議の内容として2グループより発表がなされました。
非行を防止する方法で最も大切な事は、家庭内の挨拶「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「ただいま」「いただきます」「ごちそうさまでした」こう言った挨拶が出来ていない家庭が多い。特にこどもが成長してくるとしずらくなる、子どもの目をみて挨拶をする事でわずかな変化を観察することが出来るのではないか、こどもが無反応でも親の方からきちんとする。などの意見がありました。
最後に松本市教育委員会 学校指導課長 横田則雄様よりグループ討議による講評がありました。
普通の子は安定している時間が長いのではないか思春期の不安定な時期というのは、非行に走ってしまう子も、そうでない子でも変わりはない。
だだ、安定した時期を早く取り戻せるか、不安定な時期が長くかかってしまい抜け出せないかが非行に走ってしまうかの違いなのではないか。との意見に感
銘を受けました。
最後にキーワードとして良い意味での おせっかい 自分の周りの人に興味関心を持つこと、不幸を抱えていたら一歩近寄って話をきいて上げることが大切なことです。日本国内で犯罪の約6割が再犯者とデーターが出ております。
「立ち直りを支え、再犯を防ぐ」ことが地域の安全をまもるのではないかと感じました。
記事 広報委員会 委員 河内 雅之(高綱中)


