第4回 松本市新型コロナウイルス感染症対策専門者会議 こども教育部会 報告書
第4回 松本市新型コロナウイルス感染症対策専門者会議 こども教育部会 報告書
日時 令和2年5月25日(月)
午後6時00分~
場所 大手公民館 大会議室
出席者 古屋会長代理
加藤副会長
今回の議事の内容は6月1日以降の松本市の対応ついての案がだされました。
対応方針としては
① 令和2年6月1日以降の事務事業の執行にあたっては『新しい生活様式』を踏まえたうえで再開していく。
② 自粛要請等により疲弊している地域経済や日常生活の再生に向けた取り組みを進めていく。
③ ただし、今後発表される長野県の対応方針が本市の内容と大きく異なる場合は、方針を再検討する。
④ なお、再度、感染が拡大し、県内に緊急事態宣言が発出された場合、又は松本圏域の感染レベルが『2』以上になった場合は、感染対策の強化を優先し、臨機応変に対応を行うものとする。
とのことでした。
松本市としては感染第2波に備えた体制づくりや必要な物資の購入及び備蓄等について
対策を講じていくようです。
学校指導課からの報告では
5月22日(金)~5月29日(金)短縮日課分散登校(給食なし)授業日として実施します。
6月より給食を実施し、全校登校を始めます。なお、始めは下校時刻を早め、その後通常日課に戻していく予定。段階的に教育活動を再開していく。
との報告を受けました。
こども育成課からは
児童福祉施設等における6月1日以降の対応について説明がありました。
事業の再開については施設ごとに違いますが行事やイベントに関しては当面の間休止を継続の予定です。
こども部保育課からは
保育園・幼稚園の運営、園の行事の変更点、健康管理、衛生管理の継続点の説明を受けました。
そのほか送迎・休園・保育料・給食費についても説明を受けました。
保育料・給食費に関しては5月30日までは減額の対象ですが6月からは減額の対象にはならないことを聞きましたが、今後、再度緊急事態宣言等で登園自粛を要請した際は検討するそうです。
その後各専門分野からのご意見や発言がありました。
小中学校関係という事で記載いたします。
学校関係の横内校長先生からは
・現在以前の登校には程遠い状況のようです。
・休み時間も各クラスで考え長い休み時間はない。
・清掃も低学年掃除なし、高学年が掃除をしてトイレは教職員が清掃している。
・6月から始まる給食にリスクが大きく感じる。献立の工夫が必要。配膳を教職員のみでこれからしていく事は長期的に厳しい。
・6月1日から開放施設の中に学校の体育館があるが放課後の一般の方の使用後の消毒に不安を感じる。それも職員でやるのか。
・予算に関して今後の修学旅行等のキャンセル料の負担を保護者に負担させるのか、市としての予算を検討して頂きたい。
・エアコンの設置の急務。
等のご意見がありました。
保護者代表としての意見を求められたので
子どもたちや私たち保護者にとっても今まで経験したことのない長期の休みのなか子どもたちもネットやスマホ、ゲームに依存してしまっているというお話も聞き、これから始まる学校に興味を持つことができない子どもも出てきてしまうのではないかという事も考えて皆さんと話し合いたい事を伝えてきました。
リスク管理の面になりますが万が一保護者や生徒が感染した時の学校側の対応面も明確にして頂き感染者の特定や誹謗中傷に繋がらない方法を考えていき感染してしまった子どもたちやそのご家族の生活環境や、学習環境に影響の出ない対策を早めに保護者全員に周知して頂きたいことをお伝えしました。
今後小学校では授業日数を確保するために学校行事や修学旅行、運動会開催など、中学校に関しては学力確保及び学力検査の日程、受験に対してなどいろいろな面で保護者として不安を持っている方々がいます。これからの新しい生活様式に関してもまだ経験も知識も不足している中、先生方もスケジュールを組むことはなかなか難しいことは大変理解しているのですが少しでも長期的なスケジュールを出して頂けると不安を抱えた保護者にも安心感をもつことができるという事もお伝えしました。
もちろんPTA連合会としても先生方と密に連携を取り発信できることはしていきたいとお伝えしました。
松本市のほうには学校の先生方が色々とネット等を使いながら工夫をして授業を行って頂いていることを伝えたうえで、学校やクラス単位、又はネット環境の整っていない家庭での学力の差が出てしまうことを懸念しているお声もあることを伝え、今後この新しい生活様式を取り上げていくうえで各家庭でのネット環境整備は必要になっていくかもしれないことを考え、子どもたちに格差の出ない政策を考えて頂きたいと伝えました。
そのうえでネット環境が整えばまたSNSやネットでのメディア関係のトラブルの悩みが出てくると思いますがPTA連合会としても常に向き合っていかなくてはいけない課題としていることも伝えました。
横内校長先生の総括ですが
『今までは中止ばかりでしたが今後は元に戻るというよりはこの新しい生活様式にどのように対応していろいろな事を再開していく事を考えていかなくてはいけない』というお言葉を頂きました。
最後になりますが、私たちPTA連合会としてもこの新しい生活様式に対応した活動を皆で考えていきたいと感じました
参加させて頂きありがとうございました。
松本市PTA連合会
副会長 加藤 慎介