活動報告

活動報告

会長・男性副会長研修会が開催されました

令和2年10月11日(日) 、あがたの森文化会館講堂において、「会長・男性副会長研修会」が開催されました。
市内小中学校のPTA会長、男性副会長、そして連合会本部役員など61人が参加し、講座・講演を通じて、未来を担う子どもたちのためにできることを改めて考える有益な場となりました。

冒頭に行われた古屋連合会会長の挨拶の後、はじめに、松本警察署の市村巡査部長が講師を務める「メディアリテラシー講座」が行われました。 

松本警察署 生活安全第一課 市川様 

近年、松本管内でも発生が増加している、SNSを通じた様々なインターネットトラブルについて、実際に起こったトラブル事例、使い方を誤ると危険なアプリの概要について紹介が行われました。

そして、保護者として子どもたちがトラブルに巻き込まれることを如何にして回避するか、一つはスマホを持たせないこと、また、持たせる場合は「フィルタリング」サービスを利用した管理の徹底(但し、ただ設定しただけでは不十分、保護者の継続的な見守りが必要)など、具体的な対策手段等についての指導も行われました。

さらに、今後注意が必要となる次の転換期として「5G」の到来を挙げ、益々複雑化する新しい技術やサービスに対し、「保護者は知識を得るための努力を怠らず、子どもたちに正しい使い方を教える立場でありつづけなければならない。」と話を括りました。

講師 信州大学教育学部 伏木久始教授

次に「コロナ禍のピンチをチャンスに換える学び」をテーマとした講演が行われました。
講師は信州大学教育学部の伏木教授です。
経験豊かな教育者の立場から、子どもたちの「学習」の在り方について、コロナ禍がもたらす様々な変化、そこから得られた新たな気づきを中心に話が進みました。

例として、感染症対策として導入されたオンライン学習、これにより不登校児童の参加といった新たな前進があったものの、残念ながらその後の学校再開とともに後退しているとのこと。
まさに、マジョリティだけに目を向けるのではなく、多様性への対応が求めらている。
そして、コロナ禍のピンチを、これまでの「当たり前」を見直し、これからの子どもたちに求められる「自律的な学び」を生み出していくチャンスであると前向きに捉え、生かしていく必要があると述べました。

終わりに、何かを変える行動を起こす際の「仲間づくり」の重要性、「私は、私にできることをしているだけ」と気負わずに自らが行動する意思を持つことの大切さに触れ、講演を締めくくられました。

 ・一匹狼では、協調性がないと批判され…つぶされる

 ・二人きりでも、変り者扱いされて…輪も広がりにくい

 ・でも、三人がチームを組んだら…きっと何かが始まる
             (「仲間づくり作戦!」講演発表資料より引用)

質疑では、「伏木先生が考えるオンラインでは出来ない事とは何か?」の質問が挙がり、「初対面の人との議論」や「学びの場で子どもたちから出る重要な『つぶやき』を拾うこと」とお答えになりました。

左から 曽根原幹事(研修担当) 松本警察署 市川様 伏木教授 古屋連合会長 富成幹事(研修担当)

身近に存在するインターネットトラブルや犯罪から子どもたちをどうやって守っていくのか、更には、コロナ禍によりこれまでの当たり前が通用しない状況にどのように対処するのか、保護者として、子どもたちにできることを考え、行動に移す機会は今後も増えていく。

何かを成す際、一人では困難なことも、PTAという『仲間』がいれば、きっと乗り越えられるはず。
今年度も残り半分、みんなで助け合いながら充実した活動にしていきましょう!

取材担当 泉田さん!

取材 広報委員会 泉田英嗣

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